特定原子力施設監視・評価検討会56回会議(2017年10月30日)傍聴メモ

特定原子力施設監視・評価検討会の第56回会議が10月30日に開催されました。

会議での配布資料は原子力規制委員会のサイトに掲載されていますので、そちらをご参照ください。また、会議の映像も配布資料とともにアップロードされており、当日の検討会の模様をご覧いただけます。

http://www.nsr.go.jp/disclosure/committee/yuushikisya/tokutei_kanshi/

以下は、かつて福島原発行動隊(SVCF)の原発ウォッチャーを務めたT.M.氏による会議メモです。なお、メモの内容は会議での議論・資料をそのまま追ったものではなく、T.M.氏が重要と判断した議論を編集したものです。 続きを読む

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カテゴリー: 00 基本情報, 01 原子炉の状態, 02 滞留水・汚染水の状況, 05 燃料デブリの取り出し, 21 トピック

2017年10月 月例レポート 04 使用済み燃料プール対策

10月の使用済み核燃料の取り出し準備についてレポートします。
1号機では解体された建屋カバーの代わりに防風フェンスを取り付ける作業が、2号機では原子炉建屋屋上の屋根保護層等の撤去が、3号機では燃料取り出し用カバーの設置工事が継続されています。また、3号機の燃料取扱機およびクレーンがオペレーティングフロア上への設置に向けて準備されています(50ページ)。3号機では1・2号機に続き冷却を停止した状態での使用済み燃料プールの水温の推移の確認もなされています(55ペジ)。
なお、ロードマップの改訂において、1号機・2号機の使用済み核燃料の取り出しが2023年に先送りされた理由としては、1号機については29~36ページでレポートしてあるオペレーティングフロア上のウェルプラグ周辺の線量の高さ、2号機については水素爆発を起こさなかったがゆえに高い原子炉建屋オペレーティングフロアの線量の高さ(15ページ)、および急がれている1・2号機集合排気筒の一部解体作業との作業面での干渉が挙げられています。
一方、乾式キャスク仮保管設備に保管していた、乾式キャスクへの装填可否を確認されていなかった回収ウラン燃料が共用プールに戻されました(12ページ)         先月までのレポートをご覧の方はレポート本文のこれらのページをお読みください。

レポート本文:201710-04-nenryo

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2017年10月 月例レポート 05 燃料デブリの取り出し準備

10月のイチエフ構内で燃料デブリの取り出し準備に係る新しい取り組みはありませんでした。
8月以降、イチエフの廃炉の進行管理に当たる政府の廃炉・汚染水対策チーム会合/事務局会議の月例の主資料である「廃炉・汚染水対策の概要 」から、7月まであった「 3 燃料デブリ取り出し」の項目が削除されたままです。                                               10月30日に東京電力が初めて明らかにした、改訂されたロードマップに基づく、最初の段階の燃料デブリの取り出しについてレポートしてあります(32・33ペ―ジ)。本格的な燃料デブリの取り出しに必要なステップだと思いますが、これまでの格納容器内部調査でのサンプル採取の延長という印象です。

レポート本文:201710-05-debris

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2017年10月 月例レポート 01 原子炉の状態

東京電力の発表によれば、 2017年10月のイチエフ1号機~3号機の原子炉は、引き続き安定状態を保っていると評価されています。
一方、東京電力は、原子炉注水冷却系の信頼性を向上させるために、ステンレス製チューブをポリエチレン管に交換することを計画しています。この工事に向けて、2・3号機に引き続き1号機でも、10月12日~22日に2系統ある冷却系のうち1系統を止め、1系統のみによる注水冷却で問題が起こらないか試験を実施しました(6ページ)。また東京電力は津波時等への対策として、原子炉への窒素封入装置3台のうち10 m盤にある2台を高台に移設する計画を原子力規制委員会に申請しました(7ページ)。

レポート本文:201710-01-gennshiro

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2017年9月 月例レポート 05 燃料デブリの取り出し準備

9月26日、政府の廃炉・汚染水対策関係閣僚等会議は、イチエフ廃炉の工程表である「東京電力ホールディングス(株) 福島第一原子力発電所の廃止措置等に向けた中長期ロードマップ」を改訂しました。

予備エンジニアリングを活用し、ステップ・バイ・ステップのアプローチによって全体の最適化を図りつつ気中工法―横アクセスによって燃料デブリの取り出しを開始することを主な内容としています。取り出し方法の確定は、2018年度から2019年度に先送りされていますが、初号機での取り出しの開始は2021年から変わっていません。最初のステップの取り出しは、これまで長らく実現性を追求されてきた冠水工法を棚上げし、気中工法―横アクセスによって、格納容器底部にあると思われる核燃料デブリの一部分を取り出すことが明記されました。28~31ページ「ロードマップ第4版を読む 気中工法―横アクセスの課題」をご覧ください。

イチエフ内部の動きとしては、3号機でのミュオン測定による炉内燃料デブリ位置把握について測定結果を更新レポートしました(87~88ページ)。

レポート本文:201709-05-debris

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2017年9月 月例レポート 04 使用済み燃料プール対策

9月の使用済み核燃料の取り出し準備についてレポートします。
9月26日、政府の廃炉・汚染水対策関係閣僚等会議は、イチエフ廃炉の工程表である「東京電力ホールディングス(株) 福島第一原子力発電所の廃止措置等に向けた中長期ロードマップ」を改訂し、予備エンジニアリングを活用し、ステップ・バイ・ステップのアプローチによる全体の最適化を図ることを基調とする第4版を発表しました。1・2号機の使用済み核燃料の取り出し開始は第3版の2020年度から2023年度を目処と3年先送りされました。
イチエフ構内での動きについては、1号機のウェルプラグ周辺調査結果(33~35ページ)、2号機での原子炉建屋屋根保護層撤去工事計画(38ページ)、使用済み燃料プールの冷却停止試験結果(39ページ)といったところを新しくレポートしました。他に更新情報もあります(該当シートのタイトル末に青字で(更新)と表示)。
先月までのレポート本文をご覧の方は、これらのページからご覧ください。

レポート本文:201709-04-nenryo

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2017年9月 月例レポート 01 原子炉の状態

2017年9月の原子炉の状態です。                         東京電力の発表によれば、 2017年9月のイチエフ1号機~3号機の原子炉は、各種の測定値・パラメータについて有意な変動は見られず、総合的に「冷温停止状態」を維持しており、原子炉は引き続き安定状態を保っていると評価されています。
一方、東京電力は、原子炉注水冷却系の信頼性を向上させるために、ステンレス製チューブをポリエチレン管に交換することを計画しています。この工事に向けて、8月から9月にかけて2・3号機で、2系統ある冷却系のうち1系統を止め、1系統のみによる注水冷却で問題が起こらないか試験を実施しました。レポート本文6ページでレポートしました。ご覧ください。

レポート本文:201709-01-gennshiro

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