2011年3月11日の過酷事故から15年と7ケ月たった福島第一原子力発電所。傷ついた1・2・5・6号機の原子炉建屋5階オペレーティングフロアの使用済み核燃料プールに残されている使用済み(2085体/2011年3月11日時点:2099体)および未使用(448体)核燃料(以下、核燃料)対策の、2026年9月の進捗状況について報告します。
10月1日に公表された「使用済燃料等の保管状況」によれば、2号機原子炉建屋5階の使用済み核燃料プールから地上の共用プールへの、使用済み核燃料の取り出しと移送については、計画通り使用済み核燃料の取り出しと移送が行われているようです。
しかし、7月30日の第152回 廃炉・汚染水対策チーム会合/事務局会議以降、新たな資料の公開はありません。
2019年12月の「福島第一原子力発電所の廃止措置等に向けた中長期ロードマップ 第5回改訂版」は「福島第一原子力発電所の廃止措置等を、放射性物質によるリスクから、人と環境を守るための継続的なリスク低減活動と位置付け」ています。
また、原子力規制員会の「福島第一原子力発電所の中期的リスクの低減目標マップ(2024年3月版)」によれば、インベントリ(放射能の総量)で測った福島第一原子力発電所のリスクの90%以上は使用済み核燃料よるものです。
これらのことを考えると、筆者は、2号機の使用済み核燃料の取り出しと移送が計画通り進捗しておりいわゆるnewsが無いとしても、例月の廃炉・汚染水対策チーム会合/事務局会議で資料によりその進捗状況を報告していくべきだと考えますが、読者の皆さまはいかがお考えでしょうか。