長期廃炉作業中の福島第一原子力発電所、1・2号機原子炉建屋最上階オペフロの使用済み核燃料(以下、燃料)プールからの燃料の取り出し準備作業の2024年4月の現況です。
事故時の水素爆発によりオペフロの上部が崩壊している1号機では、取り出し(準備)作業時の放射性物質の環境への放出を抑制するための新大型原子炉建屋カバーの設置が2025年夏の完成を目指して継続されています。
事故時のベント失敗により1・3号機と比べてオペフロの線量が高い2号機では、1号機と同じく取り出し(準備)作業時の放射性物質の環境への放出を抑制するための燃料取り出し用構台の設置工事が、2025年度以降の完成を目指して継続されています。
今月は新しい局面についてのレポートはなく、続報・更新情報のみです。