2011年3月の過酷事故から11年目も終盤。廃炉作業中の福島第一原子力発電所1・2号機原子炉建屋5階の使用済み核燃料(以下、燃料)プールからの燃料の取り出しに向けた準備の状況です。
1号機では燃料取り出し(準備)作業時の放射性物質の環境への漏えいを抑制する新大型原子炉カバー設置に向けた土木工事が進められています。
1号機と同じく、放射性物質の環境への漏えいを抑制するために原子炉建屋最上階屋根を撤去しない工法に変更された2号機では、原子炉建屋5階にアクセスするための構台を設置する土木工事が継続されています。また原子炉建屋5階では、新たな燃料取扱設備を設置するのに邪魔になる燃料交換機操作室の撤去が終盤にかかっています。
今月は新しいレポートはなく、使用済み核燃料保管状況等を更新したのみです。