過酷事故から11年目の福島第一原子力発電所(以下、イチエフ)。
核燃料デブリ(以下、デブリ)の取り出し準備作業では、水中ROVによる1号機PCVの内部調査は、12月にROV-Dによるデブリの検知(γ線の核種分析)から再開されるようです。2023年度後半に延期された2号機でのデブリの試験的取り出しに向けては、取り出しに用いるロボットアームおよび周辺機器、取り出し時にPCVからの放射性物質の漏えいを防ぐ隔離部屋の改良が進められているようです。
イチエフ構内では、これらの取り組みとは別に、1・3号機PCVの耐震性向上のための水位低下が急がれています。
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