2022年7月 月例レポート 05 核燃料デブリの取り出し準備

2022年7月、ィチエフでは、1号機原子炉格納容器内部調査、2号機PCV内部調査・試験的取り出し作業の準備作業に大きな進展はありませんでした。

しかし、2011年に国際原子力事象評価尺度において最上位のレベル7(深刻な事故)を起こしたイチエフの膨大な廃炉の過程で、廃炉作業の実施主体とされた東京電力が、(該当資料名は「3号機原子炉注水停止試験結果」と及び腰ではありながら)、イチエフの主要部分である3号機原子炉格納容器等の経年劣化=(おそらく数年に1回はあるであろう)震度6弱程度の地震による原子炉格納容器の損傷の拡大を、初めて自ら明らかにしたターニングポイントになるかもしれません。

今月は、レポート本文をお開きになり、冒頭の概要にリンクを貼った「3号機原子炉注水停止試験の早期終了、および注水量と水位の変化から見た原子炉格納容器損傷個所と規模の拡大の確認について」を是非お読みください。できる限り東京電力発表の資料に沿ったため9ページにわたりますが、一読をお勧めします。

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