2022年5月の福島第一原子力発電所では、5月23日、ワイヤーソーの刃の配管への噛み込みにより中断していた1・2号機SGTS(非常用ガス処理系)配管の一部撤去作業が再開されました。
5月24日に東京電力が公表した資料では、切断箇所に充填されているはずのダスト飛散防止用ウレタンがなかったことを明らかにしたものの、ダストモニタの指⽰値は、管理基準値に⾄っておらず作業を進めていくとしていました(本レポートはここまで)が、5月27日の東京新聞によると、毎時3 Sv(3000 mSv)と極めて高い放射線量が検出され、26日に予定した2回目の切断を中止したとのことです。
2号機ではオペレーティングフロアへの遮蔽材638体の設置が完了しました。
使用済み核燃料の保管に関しては、8月ごろから1,456体の6号機使用済み核燃料を共用プールに移すため、現在共用プールにある69体の使用済燃料を輸送貯蔵兼用キャスクへ装填し、乾式キャスク仮保管設備へ輸送中とのことです。