2022年4月の、福島第一原子力発電所の廃炉の主な取り組みと、1~3号機の原子炉の状態についてレポートします。
4月26日現在、1~3号機原子炉では、原子炉格納容器(以下、PCV)空調機戻り空気温度、放射性物質(Xe-135) 濃度とも有意な変動は見られていません。
1/2号機SGTS配管撤去作業、ROV-A2による1号機PCV内部調査、2号機PCV 内部調査の準備としての隔離部屋の設置と、廃炉の核心部の作業でのトラブルによる中断が目立ちますが、未曾有の作業なのでやむをえない部分もあるとは思います。
これらの経験も踏まえ、「中長期ロードマップ」が、次回改訂時にはよりリアルなロードマップとなるよう期待しています。