現行ロードマップによれば遅くとも2051年の廃炉を目指して廃炉作業中の、福島第一原子力発電所の2022年3月の使用済み核燃料プール対策についてレポートします。
6号機の使用済み核燃料プールにある1,456体の使用済み核燃料を共用プールに移すため、現在共用プールにある使用済み核燃料を、3月末にキャスク仮保管設備へ移す予定でした。しかし3月16日の地震のため共用プールの天井クレーンが走行不能になったため、移送は早くとも5月に延期されました。
その他、継続中の作業である、1号機原子炉建屋新大型カバー設置準備工事の進捗状況、および1・2号機SGTS(非常用ガス処理系)配管の一部撤去の開始と中断について更新あるいは続報しました。