現行ロードマップによると最長でも30年後とされる廃止措置の向けて廃炉作業中の福島第一原子力発電所において、9月に行われた使用済み核燃料プールからの燃料取り出し(準備)作業としては、先月レポートした1号機新大型カバー設置準備工事は継続中です(スケジュール表より)。 また、1号機及び2号機SGTS(非常用ガス処理系)配管の一部撤去は、実施計画が8月26日に認可され、9月6日から撤去工事が開始されたようです(燃料デブリの取り出し準備9月スケジュール表より)。
新たなレポートとしては、「2号機燃料取り出しに向けた工事の進捗について」のみです。
プール対策スケジュール表、取り出し準備作業エリア配置図、燃料プール循環注水冷却スケジュールは更新しました。
なお、今月、レポート本文1ページの概要前半(点線より上の部分)で、1・2号機の燃料プールからの燃料取り出し(準備)作業について、これまでの経過と当面の見通しの概要を書きおろしました。この部分は当面、来月以降のレポートでも変わらない予定です。