2021年1月 月例レポート 01 原子炉の状態

東京電力の発表によれば、 1月の1~3号機原子炉において、原子炉格納容器空調機戻り空気温度、Xe-135 濃度とも有意な変動は見られていません。
3ページには、1月の主な取り組みとして示された事項について、簡単な解説に原資料のハイパーリンクを埋め図示してあります。
ここで、主な取り組みとしては取り上げられていない二つの状況について報告しておきます。まず、1月26日、原子力規制委員会が、昨年実施した現地調査の結果などを盛り込んだ「東京電力福島第一原子力発電所事故の調査・分析に係る中間取りまとめ(案)」を公表しました。この中で明らかになったことですが、 「使用済み核燃料プール対策レポート」で、1号機についてその高線量をレポートしてきた原子炉建屋5階のウェルプラグについて、2号機、3号機では、1号機より2桁高い量のセシウム137の存在が推計されています。更田原子力規制委員会委員長は記者会見において、「格納容器の底にあるデブリが、高いところにもあるようなもの」と述べています。
また、プロセス主建屋及び高温焼却炉建屋地階にある極めて高い放射能濃度のゼオライト土のうが破損し、東京電力は対応に苦慮しているようです。

9 イチエフに関する報道では、ウェブサイト「原発問題」に掲載された全ての記事の、本文へのリンクを貼った見出しを、【イチエフの廃炉】・ 【イチエフ事故の後始末】 ・【原子力発電、核施設】に区分し紹介してあります。各社の論調の異同を比較してみるのも一興だと思います。

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