本レポートを詳細に読みこんでくださりはじめた読者から、「最初に提示すべき燃料デブリの臨界評価が未だに提示されていないのではと驚いた」という意見が寄せられました。
本レポートではこれまで、核燃料デブリの臨界評価については、「7(4) 核燃料デブリの特性と取り出し時の臨界評価」以下で2016年分までレポートしてきましたが、今月は、その後この分野の技術開発どこまで進展したか、2019年の資料に当たってみました。
また、今月は、デブリ取り出しに向けた原子炉建屋環境改善の計画、1号機原子炉格納容器内部調査にかかる干渉物切断作業の状況、2号機燃料デブリの試験的取り出しに向けた機器の開発の状況、2号機原子炉格納容器(PCV)の減圧機能確認の実施について、3号機圧力抑制室=サプレッションチェンバ(S/C)内包水のサンプリングについてと、盛りだくさんの資料が発表されましたが、6月にイチエフの現場おいて実施されたことは、1号機原子炉格納容器内部調査にかかる干渉物切断作業のみです。
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レポート本文:202006-05-debris02