2020年5月 月例レポート 05 燃料デブリの取り出し準備

2020年5月の核燃料デブリの取り出し準備についてレポートします。
イチエフ構内では核燃料デブリの取り出し準備に係る動きは多くありません。

スケジュール表によると、昨年末改訂された「中長期ロードマップ(第5版)」において、2021年度に試験的な核燃料デブリの取り出しを開始するとされた2号機 では、4月に引き続き、イチエフ構内では動きはありませんでした。1号機アクセスルート構築時のダスト飛散事象 を踏まえ、2号機においてもダスト低減対策を検討中であり、2号機の原子炉格納容器内部調査は2021年内開始を目指す試験的取り出しと合わせて実施することで検討中のようです。

また3月27日に発表された「廃炉中長期実行プラン2020」 において、1号機に先行して取り出し計画について検討するとされた3号機では、スケジュール表 によると、5月22日、原子炉建屋1階の線源調査が完了したようですが、結果はまだ公表されていません。

燃料デブリ取り出し開始の目途がたたない1号機では、内部調査に向けて、 計画していた原子炉格納容器の3箇所の孔開けが完了し、5月26日、調査に干渉する手摺の切断を開始しましたが、5月27日孔開け装置の高圧ポンプ圧力の低下を確認したことから、切断作業を停止しました

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レポート本文:202005-05-debris

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