2019年12月 月例レポート 05 燃料デブリの取り出し準備

2019年12月の核燃料デブリの取り出し準備についてレポートします。

2019年12月27日、廃炉・汚染水対策関係閣僚等会議は、「東京電力ホールディングス(株)福島第一原子力発電所の廃止措置等に向けた中長期ロードマップ」を改訂し(第5版)、この中で、燃料デブリの取り出しについては、2021年内に2号機における試験的取り出しから開始することを明らかにしました。

1号機では、内部調査に向けた原子炉格納容器X-2貫通部の孔あけ作業が、放射性ダスト飛散量の一時的上昇により中断中です。東京電力は、作業と放射性ダスト飛散量との関係についてのデータの拡充作業の結果について、ダスト濃度は低下したが、この低下がフィルタ低減効果によるものかどうか評価できるまでには至らず、引き続きデータの拡充を行う。また前回の孔あけ作業による洗浄効果が推定されたので、格納容器内に洗浄装置を挿入し、内部構造物に付着した放射性物質を洗浄する。 また、発生したダストの飛散抑制のため、孔あけ作業時に散水しダスト沈降を促進するとしています。

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