2019年6月の使用済み核燃料の取り出し準備の状況についてレポートします。
1号機では、事故時の水素爆発によって正常な位置からズレているオペレーティングフロア上のウェルプラグについて、7月に二回目の調査をすることが明らかにされました。また、使用済燃料プール周辺小ガレキ撤去の進捗状況と作業時のダスト性状把握について発表がありました。
使用済み燃料プール対策スケジュールによると、2号機では、オペレーティングフロアの残置物の片付けが継続され、3号機では、7月4日、二回目の新燃料取り出しが開始されました(速報)。
94ページでは、2018年12月レポート以来考察してきた、2号機オペレーティングフロアの片付作業時の原子炉建屋から放出された放射性ダスト濃度の上昇と放射性物質の追加的放出量の評価値の上昇との関係に関連して、2号機原子炉建屋からの漏洩率について新たにレポートしました。
クレーン計画について東京電力と協力会社間での確認欠如により延期された1/2号機排気筒解体作業の事態は、大筋で先月レポートした通りだったようです。 レポート本文の最初のページにこれらの事項のページを示し、該当ページへのハイパーリンクを貼ってあります。 レポート本文をご覧ください。
レポート本文:201906-04-nenryo