2018年10月 月例レポート 05 燃料デブリの取り出し準備

2018年2月以来、イチエフ構内での核燃料デブリの取り出し準備に大きな動きはありません。
1号機の原子炉建屋内では遮へい体の設置が9月、干渉物の除去が10月に終了し、2号機では干渉物の除去が続けられているようですが詳細は不明です。
外部では内部調査、デブリ試料の分析に向けた検討・技術開発が行われているはずです。
東京電力廃炉カンパニーの小野プレジデントは10月25日の記者会見「中長期ロードマップ進捗状況について」で記者の質問に答えて、2号機の更なる内部調査を年度内には実施したいと答えています。
またこれは11月に入ってしまいますが、11月8日共同通信は「東京電力は8日、福島第1原発2号機で、溶け落ちた核燃料を冷やす原子炉への注水を一時停止する試験を、来年3月に初めて実施すると発表した」と報じています。

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