2017年12月の福島第一原子力発電所1号機~3号機の原子炉の状態についてレポートします。
東京電力の発表によれば、 2017年12月のイチエフ1号機~3号機の原子炉は、各種の測定値・パラメータについて有意な変動は見られず、総合的に「冷温停止状態」を維持しており、原子炉は引き続き安定状態を保っていると評価されています。
今月のレポートでは、 11月の「燃料デブリの取り出し準備」レポート88・89ページでレポートした、3号機格納容器内部調査によって判明した原子炉圧力容器底部温度計のケーブル溶断を基に、東京電力がこれまで公表してきた測定値そのものの信頼性についてレポートしました(8・9ページ)。
2ページには、原子炉の状態以外のものも含むイチエフの廃炉に係る主な取り組みを図示してあります。イチエフの廃炉作業の大まかな状況をお読み取りください。
レポート本文:201712-01-gennshiro