2017年3月 月例レポート 02 滞留水・汚染水の状況

滞留水用タンクは先月の約104万トン分から、今月は1万6,000トン分減少して、約102万トン分となっている。現在、ボルトで接合した「フランジ型」のタンクから「溶接型」への代替(リプレース)が進められており、フランジ型を解体したことで、全体のタンク容量が一時的に減少しているものだ。解体が進めば、今後、その場所に溶接型のタンクが建設される計画となっている。
汚染水の発生そのものを抑えようと陸側遮水壁(凍土壁)の建設が進められており、新聞報道等ではこの陸側遮水壁について、「効果は限定的」といった指摘がなされていたが、東電は「建屋流入量(建屋への地下水・雨水等流入量)は、各低減対策(地下水バイパス、フェーシング、サブドレン、陸側遮水壁)の着実な実施により、対策実施前の400m3/日から、至近の平均では120m3/日程度まで低減しており、前回の中長期ロードマップ改訂時に目標としていた水準(100m3/日未満)に概ね到達している」としている。

訂正:レポートに掲載した2ページの「汚染水の貯蔵状況」表のデータが誤っておりました。訂正のうえ、レポートをv2(バージョン2)として掲載させていただきます。
(2017年5月4日)

レポート本文:201703-02-osensui-v2.pdf

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