東京電力は、 2017年3月のイチエフ1号機~3号機の原子炉について、各種の測定値、パラメータに ついて有意な変動は見られず、総合的に「冷温停止状態」を維持しており、引き続き安定状態を保っていると評価しています。 最終的な廃炉に向けて使用済み核燃料や燃料デブリの取り出しといった大きな課題をはらみつつ保たれ ているこの安定について、国や東京電力、地元自治体、避難指示解除によって帰還する住民の方々との 間に認識の差がなければよいのですが。 汚染水処理設備の機能を、より多く建屋滞留水の浄化に振り向けるための一つの手段として昨年12月14 日に開始された1~3号機の原子炉注水量の低減においては、 1・3号機に引き続き、2号機で3月7日から注 水量の低減を開始し22日に目標量に達しました。6・7ページで続報しました。
レポート本文:9201703-01-gennshiro