2016年11月のイチエフでの核燃料デブリの取り出し準備についてレポートします。 11月中にイチエフの現場で行われた、燃料デブリの取り出しに直接かかわる作業は、10月から追加された 臨界近接検知技術の現地試験(1号機PCVガス管理システム)、2号機X-6貫通部穴あけ前の準備作業( X-6 貫通部前の床面平坦化)、3号機の原子炉建屋1階の一部で継続されている除染作業のようです。 臨界近接検知技術の現地試験については資料を入手できていないので、今後資料を入手し次第レポート します。 高線量に悩まされているX-6貫通部を介した2号機格納容器内部調査ついては、34~37ページで 最新情報をレポートしました。耐震強度評価において不安を持たれている圧力抑制室(S/C)脚部の補強に ついて、国際廃炉研究開発機構他が実規模試験を開始し、これについては45ページでレポートしました。 8ページの「 1-5 なぜ核燃料デブリを取り出そうとするのか」で補筆、23~25ページで全体のスケジュール を、51ページ以下で燃料デブリの取り出しにかかわる新聞スクラップを更新(55・58・65ページにまとめと考 察あり)してあります。先月までのレポートをお読みの方はこれらのページからお読みください。
レポート本文:201611-05-debris