東京電力の発表によれば、 2016年11月のイチエフ1号機~3号機の原子炉は、原子炉の温度、原子炉建 屋からの放射性物質の放出量とも大きな変動はありません。 また臨界監視のための格納容器放射性物質濃度(Xe-135)等のパラメータについても有意な変動は見られ ず臨界の兆候等も認められません。 これらの結果から、東京電力は、 1号機~3号機の原子炉は引き続き、総合的に「冷温停止状態」を維持し ており、原子炉は安定状態を保っていると評価しています。 一方、10月19日の第47回特定原子力施設監視・評価検討会において、東京電力は、建屋滞留水の浄化を 促進するために、汚染水処理設備の余剰分を確保する一つの手段として,原子炉注水量を低減する計画 を発表しました。 イチエフ構内での廃炉作業全体の見取り図として新たにイチエフの構内配置図を加えました。
レポート本文:201611-01-genshiro