例月より遅くなりましたが、2016年10月のイチエフでの核燃料デブリの取り出し準備についてレポートします。 10月中にイチエフの現場で行われた燃料デブリの取り出しに直接かかわる作業は、3号機の原子炉建屋1 階の一部で継続されている除染作業のみですが、このほど2014年12月以降の1~3号機原子炉建屋1階で の除染作業についての資料が公表されました。高線量下での人手による作業もあったようです。16~21 ページでレポートしました。 一方、イチエフの外では、炉内状況の解析が行われているほか、燃料デブリの取り出しに影響を与える核 燃料サイクル・高レベル放射性廃棄物、廃炉の費用負担などの電力事業全体に係る問題、燃料デブリの 取り出しの行方が影響を与える避難指示解除の問題などさまざまな動きがあります。 燃料デブリの取り出しについて理解し、考えるためには、これらのイチエフの外での動きについての情報も 欠かすことはできないと考え、報道記事のスクラップを始めました。47ページ以下をご覧ください。
レポート本文:201610-05-debris