2016年5月の核燃料デブリの取り出し準備についてレポートします。
5月も新しく開始されたイチエフ現場での作業はありません。数十年のタイムスパンの中での数か月、当然ありうることではありますが。
2号機で継続中のミュオン透過法による原子炉内部の燃料デブリ位置把握の途中経過が明らかにされ 、3号機では原子炉建屋1階狭隘部のガレキ撤去と除染作業が継続、また1~2月に基本性能の実証試験が行われた高所除染装置について試験によって確認された性能が公表されました 。
先月レポートした原子炉腐食抑制対策としての窒素バブリングによる原子炉冷却水中の溶存酸素低減について続報し、燃料デブリ取り出し準備のスケジュールを更新してあります。3号機の原子炉建屋1階狭隘部のガレキ撤去と除染について情報を追加しました。最終ページには、新しくイチエフの廃炉に向けた研究・開発機関を二つ紹介しました。
これらの項目についてはレポート本文の概要にページナンバーを示してありますので、先月のレポートをお読みの方はこれらのページからご覧ください。
レポート本文:201605-05-debris