だいぶ遅れてしまいましたが、4月の月例レポートをアップします。
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陸側遮水壁は、3月31日から「第一段階フェーズ1」での凍結が開始されており、その目的は次のようなものとされている。
「○陸側遮水壁は凍結それ自体を目的としたものではなく、建屋への地下水の流入を抑制し、汚染水の発生を抑制するための対策である。○第一段階フェーズ1では海側を閉合することで、護岸エリアへの地下水の移動が堰き止められ、建屋周辺の地下水位が上昇し、建屋内外水位の逆転により建屋内滞留水が漏えいするリスクが低減する。○陸側遮水壁(海側)の効果発現は、陸側遮水壁内外の地下水位差等により評価していく。」
ただ、現状で汚染水(処理済水を含む)は、約85万トンも貯蔵されており、今後は、この大量の水をどう処分するのかという問題も議論にのぼってくるものと考えられる。
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レポート本文:201604-02-osensui.pdf