2016年2月 月例レポート 02 滞留水・汚染水の状況

福島第一原発における汚染水問題も、地下水流入抑制対策の切り札ともいえる凍土壁方式による陸側遮水壁の運用開始が迫ってきている。すでに工事はほぼ100%進み、あとは凍結を実施するまでとなっている。しかし、凍結を実施したことにより、周辺地下水位が急激に低下する等の現象が起きた場合には、建屋内滞留水と周辺地下水との水位の逆転が起き、建屋内の滞留水が周辺に流出するなどの不都合が起こりかねない。そうした逆転現象を回避しながら凍結を実施することが最重要の課題となっている。そこで、陸側遮水壁の海側の閉合を先行させ、山側も段階的な閉合を目指すとしている。

201602-02-osensui.pdf

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