2015年12月 月例レポート 02 滞留水・汚染水の状況

2015年後半のトピックの一つとして、「海側遮水壁の閉合」が行われたことが挙げられる。これによって、建屋側からの汚染水の海への流出が、基本的に防止されることになる。しかし、東電の説明によると、遮水壁の閉合以降、その内側の地下水の量が増加。そのために、遮水壁近くに設けられた井戸である「地下水ドレン」で大量の水をくみ上げ、汚染度の高い水を建屋に移送している状態。つまり、遮水壁を閉じたことにより、溜まる汚染水が増加している。それについて東電では、「サブドレンや陸側遮水壁を運用することで、海側遮水壁周辺の地下水も減少すると考えており、それまでは汚染水を外に出さないような措置をとることが必要だと考えている」と説明している。

レポート本文:201512-02-osensui.pdf

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