燃料デブリの取り出しのスケジュールについては、2015年6月の中長期ロードマップの改訂により、格納容器を水で満たしてから燃料デブリを取り出す冠水工法を前提とした準備から、冠水工法以外の取り出し工法の検討まで手戻りしたことが明らかになっています。
今月のレポートでは、取り出し工法を左右する「燃料デブリとは何か?」ということまで遡って資料を渉猟してみました。
また、取り組みの状況では、原子炉建屋内の除染についてレポートし直しました。
一方、イチエフ内では、ミュオン、ロボットなどを使っての燃料デブリの位置、格納容器内部の状況調査、漏えい個所の特定など、工法の如何を問わず燃料デブリの取り出しに必要な準備作業が始まっています。今後予定されている準備作業についてレポートしました。