2015年7月 月例レポート 02 滞留水・汚染水の状況

一時期、約35万トンあった汚染水(未処理の濃縮塩水)も、多核種除去設備などを運用することで、未処理水3,800トンと、ストロンチウムのみの処理水約18万トンにまで減少。汚染の除去についてはめどがたった状態となっている。しかし、タンクには大量の水が残っている状態であり、月に約1万6,000トンずつは増加している。
一方、地下水流入対策も進んできており、陸側遮水壁(凍土方式)が試験凍結を開始するまでになってきており、地下水バイパスなどとの連携による効果が期待される。
また、大量に溜まった水に含まれる「トリチウム」をどう処理するかについては、2013年12月に「トリチウム水タスクフォース」が設置され、検討が行われているが、現状では「水との分離が可能かどうか」「今後処理をどのようにするか」という「可能性をさぐる」検討がはじまったばかりという状況となっている。

201507-02-osensui.pdf

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