使用済み燃料プールからの燃料取り出し作業の進捗状況は原子炉によって異なっている。
4号機ではすでに取り出しが完了している。
残りの1〜3号機の中で作業が一番進んでいるのが3号機で、現在プール内のガレキ撤去作業を行っているが、遠隔操作に不可欠なカメラが故障したため、作業を中断している。
1号機は燃料取り出しの準備段階として、5月より建屋カバーの解体作業を開始し、まず飛散防止剤散布を行ったが、放射性物質拡散防止のシートがずれていることが確認されたため作業を中断し、対策を講じている。
線量がきわめて高い2号機はまだほとんど手つかずの状態である。